出産振り返り（５）
朝と同じようにモニターを付ける。
助産師「陣痛ついてきたね。少しかかりそうだけど辛そうだし今から入院しようか」
私「はい。。お願いします」
この時点で午前０時半くらい
子宮の開きを見ると３センチとのこと
「これはまだまだかかるね～」
という助産師さんのコメントに絶望を感じた。
この頃には陣痛も５分間隔
痛みもかなり強くなってきた
この痛み
なんて表現したらいいか、、
ほんとに難しいんだけど
下痢で神に祈るくらいつらい時
の１００倍くらいの痛さかなぁと。
しかも
今にも漏れそうなのに
出ないように我慢しなくちゃいけない
みたいな。
いきみたい感覚がほんとそんな感じだった。
お尻の方が
キューって
なって
いきみたい（踏ん張りたい）みたいな
そんな感じになるんだよね。
妊娠中は
「いきみみたい感覚」
って何？？
その時になってわかんなかったらどうすればいいの？？？
って思ってたんだけど
絶対わかるねあれは。笑
（あくまで私の経験上の話だけど）
とにかく強烈な痛みと
いきみたさと格闘して５時間くらい経ったとき
再度子宮口の開きを見ることに。
私の感覚的には
痛みもすごいし
かなり進んだでしょ？！
と思ったんだけど
助産師さんが確認してみるとまだ５センチ。
助「これはまだまだかかりますね。。」
ということで
付き添ってくれていた母には一旦家に帰ってもらい
夫のみが付き添うことに。
しばらくして
私が痛みで叫んでる間
いびきをかいて椅子で眠る夫。。。
この状況で眠れる夫のメンタルよ。。
どこでもいつでも寝れる人間、を
自称している人だけど
ここまでとは思わなかったよ。。笑
そんなこんなで午前１０時には７センチまで子宮口が開いた。
が、ここで助産師さんから衝撃の言葉が、、、
助「陣痛が少し弱くなってきてます。
このまま待って自然に生むこともできるけどかなり時間がかかりそうです。
もしかしたら夜までかかるかもしれない。
希望があれば促進剤を投与してお産を進めるけどどうしますか？」
促進剤についてはよくわからなかったけど
助産師さんが丁寧に説明してくれた。
薬だから赤ちゃんにも多少なりともリスクがあることを聞いて
正直怖かった
だけど
本当に体力・精神が限界にきていたのと
早くお腹の子に会いたい
という気持ちが強くて
促進剤を投与してもらうことに決めて
同意書にサインした。
そこからは一気に子宮口が開いて
昼の１２時には全開（１０センチ）に…！
このタイミングで分娩室に移動するんだけど
隣の部屋まで歩いて移動しなきゃならない（笑）
陣痛がくるタイミングは痛すぎて身動き取れないし
どうしたらいいんだろうって考えて
陣痛と陣痛の間に
走ったよね
さっきまでベッドで悶えていたのと
同じ人間とは思えない速度で
走ったよ
分娩室入ってから
早い人だと５回くらいのいきみで産まれるみたいだけど
私の場合は２時間いきみっぱなしでした
叫びすぎたのと
いきみすぎたので
今までにないくらい唇がかっさかさになって
あまりの状態に助産師さんが
「リップクリーム塗った方がいいかも‥？」
と遠慮がちに言ってきたほど（笑）
（立ち会っていた夫に塗ってもらいました）
そして２時間たってやっと我が子と対面することができました
産まれた瞬間に口から出た言葉は
「終わった～～～（泣）」
我ながら情けない。
娘の顔を見て
ホッとしたのと
喜びと
達成感と
いろんな感情があふれてきて
涙が止まりませんでした
さくちゃん
本当に生まれてきてくれてありがとう
お父さんとお母さんが
一生かけて
あなたを守っていくからね
