母子同室（１）
母体を休めるために
分娩室で２時間ほど休息を取った。
私の場合出産に結構時間もかかったし
会陰切開もして縫っていたので
体的にはボロボロだったんだけど
アドレナリンが
どばーっと出ていたのと
陣痛の痛みからの解放感で
意外と元気でした。
分娩台の上で自分で起き上がって
母と夫と談笑できるくらい。
ちょっと席を外してて戻ってきた助産師さんが
それを見てびっくりしてたなぁ（笑）
時間になって
入院する部屋に移動することになった
私が出産した病院では
４人部屋の大部屋と個室があって
好きな方を選べる
私の姉も同じ病院で出産していたのだが
「絶対に個室の方が良い！！」
というアドバイスをもらっていたので
私も個室を希望していた
ところが
私が産んだ前日から出産ラッシュだったようで
個室がいっぱいになってしまい
出産当日は大部屋に入ることに（泣）
出産翌日から母子同室なので
当日くらいはぐっすり眠りたい
と思っていたのだが
同室の元気な赤ちゃんの泣き声によって
その願いは脆くも崩れ去りました＾＾；
皆さん、
大部屋・個室が選べる場合は
個室を強くお勧めします＾＾；
（社交的で他のママさんとおしゃべりしたい！
という人は大部屋がむいてるかもだけど）
出産振り返り（５）
朝と同じようにモニターを付ける。
助産師「陣痛ついてきたね。少しかかりそうだけど辛そうだし今から入院しようか」
私「はい。。お願いします」
この時点で午前０時半くらい
子宮の開きを見ると３センチとのこと
「これはまだまだかかるね～」
という助産師さんのコメントに絶望を感じた。
この頃には陣痛も５分間隔
痛みもかなり強くなってきた
この痛み
なんて表現したらいいか、、
ほんとに難しいんだけど
下痢で神に祈るくらいつらい時
の１００倍くらいの痛さかなぁと。
しかも
今にも漏れそうなのに
出ないように我慢しなくちゃいけない
みたいな。
いきみたい感覚がほんとそんな感じだった。
お尻の方が
キューって
なって
いきみたい（踏ん張りたい）みたいな
そんな感じになるんだよね。
妊娠中は
「いきみみたい感覚」
って何？？
その時になってわかんなかったらどうすればいいの？？？
って思ってたんだけど
絶対わかるねあれは。笑
（あくまで私の経験上の話だけど）
とにかく強烈な痛みと
いきみたさと格闘して５時間くらい経ったとき
再度子宮口の開きを見ることに。
私の感覚的には
痛みもすごいし
かなり進んだでしょ？！
と思ったんだけど
助産師さんが確認してみるとまだ５センチ。
助「これはまだまだかかりますね。。」
ということで
付き添ってくれていた母には一旦家に帰ってもらい
夫のみが付き添うことに。
しばらくして
私が痛みで叫んでる間
いびきをかいて椅子で眠る夫。。。
この状況で眠れる夫のメンタルよ。。
どこでもいつでも寝れる人間、を
自称している人だけど
ここまでとは思わなかったよ。。笑
そんなこんなで午前１０時には７センチまで子宮口が開いた。
が、ここで助産師さんから衝撃の言葉が、、、
助「陣痛が少し弱くなってきてます。
このまま待って自然に生むこともできるけどかなり時間がかかりそうです。
もしかしたら夜までかかるかもしれない。
希望があれば促進剤を投与してお産を進めるけどどうしますか？」
促進剤についてはよくわからなかったけど
助産師さんが丁寧に説明してくれた。
薬だから赤ちゃんにも多少なりともリスクがあることを聞いて
正直怖かった
だけど
本当に体力・精神が限界にきていたのと
早くお腹の子に会いたい
という気持ちが強くて
促進剤を投与してもらうことに決めて
同意書にサインした。
そこからは一気に子宮口が開いて
昼の１２時には全開（１０センチ）に…！
このタイミングで分娩室に移動するんだけど
隣の部屋まで歩いて移動しなきゃならない（笑）
陣痛がくるタイミングは痛すぎて身動き取れないし
どうしたらいいんだろうって考えて
陣痛と陣痛の間に
走ったよね
さっきまでベッドで悶えていたのと
同じ人間とは思えない速度で
走ったよ
分娩室入ってから
早い人だと５回くらいのいきみで産まれるみたいだけど
私の場合は２時間いきみっぱなしでした
叫びすぎたのと
いきみすぎたので
今までにないくらい唇がかっさかさになって
あまりの状態に助産師さんが
「リップクリーム塗った方がいいかも‥？」
と遠慮がちに言ってきたほど（笑）
（立ち会っていた夫に塗ってもらいました）
そして２時間たってやっと我が子と対面することができました
産まれた瞬間に口から出た言葉は
「終わった～～～（泣）」
我ながら情けない。
娘の顔を見て
ホッとしたのと
喜びと
達成感と
いろんな感情があふれてきて
涙が止まりませんでした
さくちゃん
本当に生まれてきてくれてありがとう
お父さんとお母さんが
一生かけて
あなたを守っていくからね
出産振り返り（４）
病院に電話した後も
痛みでなかなか眠れず…
朝になると今までの痛みとは明らかに違う…！
痛みが来るたびに身動きが取れなって
子宮のあたりがギューッとなる感覚。
これは、絶対絶対陣痛だ！！！
と思い再度病院に電話。
看護師さんから病院に来るように言われたので
母に会社を休んでもらい
朝一で病院まで連れて行ってもらいました
病院につくとモニターを付けられ
陣痛の間隔と強さを計ってもらう。。。
あれ…？
なんか陣痛弱くなってきてる……？？？＾＾；
なんと、病院についた途端
これまでの痛みが引いてしまいました（涙）
あんなに痛かったのに（涙）
このまま入院してもいいけど
産まれるまでは結構かかっちゃうよ～～
と助産師さんからいわれ
入院費も勿体ないし
ギリギリまで家で頑張るか、、、
と一旦病院を後にしました
夫は立ち合い出産を希望していたので
このタイミングで一応連絡。
私「陣痛っぽいのがあって今朝病院に行ってきた。」
「今日は生まれないかもだけど、たぶん明日くらいには生まれる」
夫「わかった。仕事が終わったらそっちに向かうね！」
結局、夫は仕事を早めに切り上げて
１９時ころには私の実家に来てくれました。
この頃にはかなり痛みも強く
もうソファーに横になって動けなくなっていました
病院に電話した方がいいんじゃないか？
と心配する両親と夫。
その時ふと助産師さんの言葉が頭をよぎりました。
助「何時に来ても１日分入院費かかるから、夜に来るともったいないよ～＾＾」
何とか、、、
何とか日付をまたいでから病院に行きたい。
冷や汗をかき
叫び声をあげながら耐えに耐え、、
０時１０分前になった瞬間に病院に電話。
前日とは打って変わって
痛みでなかなか話すことができない。。
どうにかこうにか
痛みの合間を縫って状況を看護師さんに伝える。
私「痛みが…７分間隔くらいで来てます……かなり痛いです……」
看「昨日電話をくれた方ですよね？」
「病院にすぐ来てください。入院の支度も持ってきてください」
やっと、、
やっと産まれる！！！
と喜びと痛みへの恐怖を抱えながら病院に向かいました。。。
＜つづく＞
出産振り返り（３）
ついに出産予定日。。
ドキドキで当日を迎えたわけだけど
ウンともスンともいわないお腹。
胎動は凄いのよ
ボコボコお腹を蹴ってきて
突き破りそうなくらいなんだけど
陣痛らしきお腹の痛みは全くナシ。
このころになると
大きくなったお腹が重くて
動くのがつらい
なかなか寝れない
早く出てきてよーーーー！
ってお腹の中の我が子に八つ当たり（笑）
藁にもすがる思いで
数々の陣痛ジンクスを試す私。。
などなど
無事（？）ジンクスが効いて、
出産予定日から４日後に陣痛らしき痛みが、、！
感覚としては
生理痛の３倍くらいの痛み…？
（生理痛はかなり重いほう；）
これが定期的にやってくる。
病院で教わった通り感覚を計ってみると
７分間隔、、！
これはもうすぐなんじゃない？？
産まれちゃうんじゃないか？？？
と焦って病院に電話。
産婦人科につないでもらい
看護師さんに状況を聞かれる
私「陣痛のような痛みが……７分間隔…くらいで来てます…」
（痛みでうまく話せない）
看「いつ頃からですか？」
私「３時間くらい前からです…」
看「普通に話せてるうちはまだ大丈夫ですね」
「朝まで待ってもまだかなり痛かったらまた電話してください」
いやいやいや！
めちゃくちゃ痛いですけど？
産まれちゃったらどうすんの？？！
って思ってこの時対応してくれた看護師さんに本気でむかついた私。
（看護師さんごめんなさい）
このあと、本陣痛はこんな痛みじゃないと思い知ります。。。
＜つづく＞
出産振り返り（２）
昨年の12月に娘を出産したわけなんだけど
実は昨年１月に一度流産してるから
私の感覚的には娘は二人目って感じなんだよね
一人目は性別もわからないうちに
さよならする事になってしまって
しばらくは悲しさと喪失感で立ち直れなかった
それからしばらくして
今の娘を授かることができました
検査薬で妊娠が分かった時は
うれしい！！
って気持ちの後に
今回は大丈夫だよね…？？
という思いが。
心拍確認、１２週、安定期
と一つ一つのハードルを越える度に
うれし泣きしてたなぁ
（妊娠中は特に涙もろくなっていたかも）
出産にあたり悩んだのが
里帰り出産するかどうか
義実家は車で３０分
産後義母に手伝いに来てもらうことは可能だし
義母の性格的にも
頼めば喜んで手伝ってくれそうだけど、、
やっぱりさ
出産直後って
体は超ボロボロだし
精神的にもなれない育児で
いっぱいいっぱいなわけじゃないですか
思いっきり甘えて頼れる環境じゃなきゃ無理だ！！
全力で体を休めたい！！！
という理由から
早々に里帰りすることを決意しました＾＾；
１２月出産予定だったので
１１月の頭から里帰りして
化粧品検定の勉強をしつつ
（検定については別の記事で詳しく書きます！）
出産予定日までを過ごしました。
＜つづく＞
